森を育てること

 

これから僕たちは、”ワクワクがあふれる森” をつくります

 

森の中にスタジオやカフェレストランをつくることは、これまでもお知らせしてまいりました

 

でも、施設を建て、なんらかのサービスを提供することが目的ではありません

 

僕は、自然と共生することの喜びや大切さを、一人でも多くの方と共有したいと願っています

 

だからPICNICは、その拠点として「森」という場を選びました

 

そして、森を育て、森の中でワクワクする体験や景色や物語を一つずつ増やしていきたいと考えています

 

つまり、僕にとってもっとも大切なものは、「森」そのものなのです

 

森は人が手を入れ過ぎても、ほったらかしにし過ぎても健全な状態を保てません

 

森に新しく施設がつくられる時、木がほとんど伐採されてしまう姿を見るたびに、とても残念な気持ちになります

 

その一方で、人の手が全く入らない森は木々が混み合い、枝や葉が重なり合ってお互いの成長を阻害してしまいます

 

結果として太陽光が射し込まなくなり、土が痩せてしまうので、よりいっそう豊かな森に成長しづらくなります

 

だから、健全な森を育てるためには、間伐を行うなど、適度に人の手が入ることが大切です

 

PICNICの森は、自分たちの力で健全に育てていきたいと考えます

 

そこから感謝の気持ちが芽生え、いろんな学びを得ることができると信じているからです

 

最初は専門家を招き、枝打ちや下草狩りなど森を健全に保つための技術やノウハウを習得していきます

 

そして、少しずつ自分たちのものにしていきながら、その作業を愉しみ、担い手を増やし、地域に広げていくために、作業そのものを参加型のイベントにします

 

活きた森は無限の可能性を持っています

 

きれいな空気や水、肥えた土とその土を利用した作物など、僕たちに大きな恵みをもたらしてくれます

 

次世代に美しい森を残し、引き継ぐ仕組みをつくることを、PICNICの大切なミッションの一つとします

 

そして、健全な森を舞台にして、ワクワクする体験を皆さんとともに無限に生み出していきたいと思います

 

 

forest
26162676 – the sun shining warmly through spring