リビングシフト


新型コロナウィルス対応というネガティブなきっかけではあるものの、結果として「テレワーク」、「ワーケーション」、「リビングシフト」といった言葉が世の中に広まり、個人にも企業にもその実践者が増え、その受け皿を狙った取り組みが地方で進んでいることを僕はとても頼もしく思い、前向きに捉えています。


僕たちPICNICが目指している「ピクニックの森構想」は、那須高原の森の中で「学び、働き、遊び、育み、住む」ことができる”自然と共に暮らすコミュニティ”をつくるというものです。


その第一歩として森の中にヨガ・スタジオを建設し、ヨガに限らず様々な活動の拠点とすることから始め、カフェ&レストランやコワーキングスペース、薪ストーブがあるシェアハウスのようなアパートをつくりたいと考えています。


「ピクニックの森」を活動拠点の一つとして選んで頂き、単なるテレワークの場所としてだけではなく、様々な体験や人との出会い&つながりを通じて、新たな生きがいやライフワークを見つけ、新しいライフスタイルを模索して欲しいと願っています。


和歌山県白浜町や長野県軽井沢町、北海道などでは行政が積極的に動き、ワーケーションの受け皿として活力のあるまちづくりを目指した取り組みが進んでいますが、那須町もこのような新しい時代の要請に応えられるだけの十分な魅力を持った地域だと感じています。

  • 首都圏からの交通アクセスが良く、頻繁に行き来しやすい距離感であること
  • 豊かな自然環境と生活利便性の程良いバランスが保たれていること
  • 町民の半数以上が移住者であり、新たな移住者や関係人口(テレワークやワーケーションなどを目的に継続的に訪れる人々)を受け入れやすい環境や気質があること
  • 自然体験、農林体験、文化芸術活動など生活を潤す多様な活動や体験プログラムが既に存在すること


こういった強みを活かした那須町ならではのの新しいまちづくりを、今こそ進めなければならないと感じてます。


僕は約8年間、新幹線通勤をしながら東京と那須高原を往復する生活を続け、先進の都市と自然豊かな地方のそれぞれの良さを活かしたライフスタイルを実践して来ました。そして、その経験が下地となり、「ピクニックの森構想」にたどり着きました。


新型コロナウィルスという逆境の中で新しい事業にチャレンジする難しさはありますが、時代の変わり目をチャンスと捉え、新しい生活様式を模索する世の中の流れ(=リビングシフト)を踏まえながら、地域の仲間たちと共に構想の実現に向けて着実に歩みを進めます。