二十四節気と七十二候

茶臼岳に雪が降り始め、薄化粧が施される季節になりました

 

今は旧暦では二十四節気の「霜降(そうこう)」、七十二候の「霎時施(こさめときどきふる」という季節に当たります

 

ぱらぱらと通り雨のように雨が降りはじめ、見る間に去っては青空が広がる・・・そんな空模様を表す暦です

 

ここ数日、那須はまさにそんな天気が続き、虹が何度も見られました

 

虹
りんどう大橋からみた虹_20171030

 

旧暦には、春夏秋冬の他に一年を二十四等分した二十四節気と、七十二等分した七十二候という暦がありました

 

そして、この暦に基づいて様々な行事を行い、農作業の目安にもしながら、細やかな季節の移ろいを愉しんでいました

 

那須には今でも豊かな自然が溢れているので、日常の中で季節の移ろいを感じることができます

 

そして、まさに「霎時施(こさめときどきふる)」のように、自然の様子が旧暦の七十二候の表現にぴったり当てはまることが多くあります

 

あさってから、七十二候は「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」に変わります

 

我が家の周りでも、もみじや楓が少しずつ色づき始めました

 

もみじの紅葉
近隣の紅葉_20171031

 

旧暦に生きた人々は、旬のものを食し、その時季ならではの景色や音や匂いを感じ取りながら、自然の流れに寄り添うように暮らしていました

 

そんな暮らしの中には、きっと現代にも通じるこころとからだが健やかになる知恵やヒントがたくさん存在していたのではないかと思います

 

那須の豊かな自然の中で五感を研ぎすまし、季節の移ろいを感じながら、先人達の知恵やヒントを一つずつ見つけていきたいです